ハイタウン2012『ゆれもせで』上映

先日5月5日に京都へ行った。

以前からお世話になっている
劇団ヨーロッパ企画が元・立誠小学校という廃校を使って開催する演劇や映像イベントハイタウン2012
で『ゆれもせで』の上映があり、舞台挨拶に参加させていただいたのだ。
その雑記を記す。

4日の夜行バスで、脚本の岡君と京都へ向かう。
岡君は水筒に日本酒を入れており、プラスチックのコップに分けて呑ませてもらった。
しかし、呑んでいる途中で自分の眉毛だか鼻毛だか微妙な長さの体毛がコップに入ってしまい、
ヘンな気分でお酒を呑んだ。お酒が減り、コップの底に指が届くようになった瞬間エレガントに体毛を
取ったが、多分、岡君には気付かれただろう。


5日。早朝の京都駅に着く。
いきなり出会ったヘンなダンスファッション店前で記念写真を撮り、
朝食を摂り、錦市場をぶらつく。
立誠小学校に早めに入って、ヨーロッパ企画のメンバーさんと朝礼に参加。
岡君は夜行バス用の非常にリラックスしたベージュ一色なファッションだった為、
方々のヨーロッパ企画俳優さんにイジられていて、微笑ましかった。



すこし、会場を抜けて、猫が集まる喫茶店でパスタを食べる。
岡君はワインを呑んでいて。「よー、呑むやっちゃな。中島らもみたいにならへんかな」
と少し不安になるが、猫を眺めて忘れる。


会場に戻り、チラシを配って集客。集客。
上映開始まで時間があったので、
上演中の実験コメディ舞台『殺鼠コメディ』『ヒップホップコメディ』を観劇。
『殺鼠コメディ』はまさにネズミ抹殺のコメディで。作者と主演の諏訪雅さんのことば選びが鮮烈。
とても面白いんだけど、大家さんのキャラクターがおぞまし過ぎてこわかった。
『ヒップホップコメディ』はおふざけが狂ったレベルで飛び抜けていて、全編創作不道徳の時間。おなかがよじれた。


そして『ゆれもせで』上映の会場講堂へ。



まずは『ONEPICE』(監督・脚本:柴田有麿 )の上映。ううむ。と観る。岡君はもっと短くできる映画だね。と
言っていたが、ここまで冗長だと3時間くらい振り切ってもよかったのかもしれない。(本編は50分でした)
劇中で表題のアレ漫画が思いっきり出て来るのだけど、これはやばいですよね。と思った。


いよいよ『ゆれもせで』上映。お客さんから離れて観ていたが、とてもいい感触。
しかし、やっぱり関東での上映、北海道での上映、とは違う空気。
上映後、本多力さんと岡君とトーク。撮影中のアレやコレやを放談して、お客さんもにこにこ。いいな。


観に来て下さった方とも色々話して、CO2同期の高木駿一監督も駆けつけて下さり、色々話す。


上映終わり一通り記念写真を撮影して、本日のメインイベントのかせきさいだぁさんと小暮晋也さんのユニット
トーテムロックのライヴを楽しむ。ヨーロッパ企画の作家・上田誠さんもコラボしてとても楽しい。






さらには打ち上げまで混ぜていただき、とてもとてもいい一日だった。


会場でアンケートをお客様に書いて頂いたのだけど、アンケート項目でキャラクター投票を行った。
結果一位は主人公・明海ちゃんだった。
主人公が一位の映画。いいな。好きな理由の中に「力強さが」とあって。さらに嬉しい。

『ゆれもせで』今年は色んなところで上映したいですね。