ゆうばり③バナナまつり

2/25

またもや、早起きして、シャワー浴びて、朝ご飯。
今日はバナナまつりが20時スタート。
ということもあり、映画鑑賞も控えめに。


だけどもバナナまつりメンバーの山岡さん『妹の足』
CO2上映展で出会った石原監督の『大阪外道』は見逃せない。
どちらも素晴らしい時間だった。
『妹の足』はいもうとでは無くてもよかったかも。
むしろできたての彼女でもどきどきしたような気がする。
少しのどきどきがこういう欲張りを生むんだな。
『大阪外道』はたっぷり井筒和幸監督を意識した世界。
しかし、田中監督ならではの冷静さがすっと差し込まれる。
あの(どこかは言わないが、監督に直接「こわかった」と伝えたら「アレをやりたかった」と言っていた)
背筋が凍るような鋭い場面は必見である。


さてさて、でびさんとうまいカレーそばを食べて
バナナまつり上映準備。
今回は非公式イベントなので、ぜーんぶ僕らで準備するんです。
とは言っても機材の設定は業者さんにお任せして、
映写係は僕が任命されました。
でびさんのお知り合いの方にバナナを配達していただき、バナナシールを貼り、
映写チェック。ささーっとリハーサル。
あっという間に開場時間である。
宣伝に出かけた司会のやぶさきさん、でびさん。
僕はひとり受付担当。
ぽつりぽつりとお客さんがやって来る。
商工会議所の2階なので、階段を登ってくるお客さんの足音が
ゾンビ映画のようで。


そして…。
上映5分前には満席立ち見状態に!!


それからあっという間。
全ての作品がお客さんを圧倒していた。
映写ブースがお客さんの前にあったから分かるんだよ。
『友達』で爆笑を掴み、『日常エンド』で世界へ引きずり込み。
小生監督『ゆれもせで』で襲いかかり、『機械人間、11号。』で世界を吹き飛ばし、
『エレファントマン』では喪失させ、『アキバハラ』で死を感じ。
『タカノの匂い』では生と性を嗅ぎ分け混ぜ合わせ。『河童の腕』で生と死と河童を泳ぎ、浮かび上がり。
『兄兄兄妹』で浮かんだ生活と日常の分身を愛して行く。
なんと素晴らしい。

バナナまつり詳細はこちらから。
http://bananafes.web.fc2.com/top_banana.html

合間でバナナまつりの歌を唄い、みんなで踊った。
こんなにたのしいんやね。映画って。


なんというか、映画って上映で完成だとおもう。
その上映をみんなで大事にできたことがほんとに嬉しいし、誇りにおもう。


そして、楽しんでくださったお客さんにも感謝。



もう、満足しかなくて、その夜はどのように呑んだのだか。
気付いたら、目の前に審査員のいまおかしんじさんがいたので、ご挨拶した。
とてもやさしいひとだった。


明日へつづく。