『ゆれもせで』編集作業大詰めです。がんばります。岡君にリアルタイム演奏などをして頂いたりしています。



色々映画を観た。
『東京うんこ』(村松英治監督)
以前映画太郎にて同監督作品『ひねくれてもポップ』を観て、
表題通りのひねくれとポップさが混在した素晴らしい映画だと思い、
今作も観に行くことにした。
ひねくれても〜より以前に製作された長編映画で、次回作に繋がる奔流が
作品の随所にあり、なるほど研磨されていったのだなあ。というのが第一印象。
特集上映の一環で同時刻で連日上映していたようだが、
『ひねくれてもポップ』と同時上映でロードショーすれば楽しいのかも。


大鹿村騒動記』を観たときも観客と映画が一体になって、悲しみも笑い飛ばすパワーがあったのだけれど、今作にも同様のパワーがあり、隣でけたけた笑う女子と
一緒になって笑っていた。
一部では「これって何ヶ月かしたら忘れる映画じゃないか?」と言われたりしているようだけれど、単に飽きっぽいだけじゃなく、現状をどうにかしたいという非常に面倒臭い主人公の陰は何ヶ月も僕の背中にのしかかりそう。
既に上映は終了しましたが、おそらくどこかで再び上映もあるかと。題名、云いにくいですけれども。がんばりましょう。僕は「15時40分の回のチケットください!」と回避したつもりだったけど5時45分の回チケットを渡されるハメに。


『大野リバーサイドパーク』(尾崎香仁監督)


CO2東京上映展にて。
尾崎監督の『その子供』は所謂常識では計り知れない、コンプレックスから爆発的な機動力を見せる女の子を見事に活写していただけに、流石今回も出来の悪いサランラップのような感情がしわしわに閉じこもっていく感覚がひしひしと伝わってきた。
つらいエピソードの連続で、これは皆さん大丈夫かな。と思ったがやはり会場は息を飲んでいる感じ。


おそらく続きがまだまだある映画で、
トークショー時に「もっと長かったのですが、運営側の指摘で削った」とのこと)
その続きが観たかった。最近思う映画の中の顛末に対しての違和感を解消してくれそうなテンションとそもそも冒頭が破綻で始まり、顛末してしまうという構成なので、
さらなる顛末がふさわしいと思ったのだ。


尾崎監督に上映後、そのことをお話しておいた。続編というか続きを撮影して、
がっちりこの作品のお尻に繋げて欲しい。な。と。

また8月3日に上映ありますので、是非是非。
http://co2-tokyo-2011.jimdo.com/上映作品/大野リバーサイドパーク/