ひとみしりと、海炭市叙景

昨日。
岡君と『海炭市叙景』をみにゆきました。

僕は題名すら、うろおぼえという前情報皆無で臨んだ。
するととてものめり込めた。


なんだろう?映画とはことばにできないもので、
僕はきっと、この映画のことを色々話すが、ことばにはならんだろうな。


こういう映画は原作情報とか当地の事情とか知っておくとより
深く楽しめるものなのかもしれないが、
この映画に限っては、空っぽのまま、このまちに生きるひとたちを
見つめた方が楽しいというか、胸が詰まると思う。


竹原ピストルさんの底なしの笑顔。
加瀬亮くんの狂気と正気と歯ぎしりさ。
ねこのもちもちさ。


ううむ。と浸っていたら、岡君が「何か徳島県と似ている空気感があったね」
ああ、なるほど。僕がだいすきで大嫌いなアレがあったのか。


その後、安いけれどもすごく美味しいピザがあるお店で、
『ゆれもせで』主演女優と撮影監督を交えて打ち合わせ。
超・人見知りでことばもことばにならへんかった。が、
ことばなんかいらへんねん。と、今は開き直れるくらい、
よい打ち合わせだったと思う。


途中、僕の食べられないきゅうりをいかにして僕に食べさせるか会議に
なっていたのはなぞだが。


海炭市叙景』予告編(一応、貼付けますが、本編観たいひとは、

観ない方がいいかと)


海炭市叙景 (小学館文庫)

海炭市叙景 (小学館文庫)