3/1のこと

3/1


朝。友人の自転車に乗り、駅へ。たくさんもらった服がおもい。が心地よい。
駅で友人と別れる。


梅田をふらふらして、バスで徳島へ。


少し母と会う。


喜多さん出演舞台を観に行く。Mくんとばったり。というか偶然に席が隣同士に。



以下舞台雑感。



4話構成の2人芝居オムニバス演劇とでもいおうか。それぞれのエピソードがどこかでエピソードが繋がっている構成。


1話目は、二股をかけられた女子2人の会話劇。じっくりやるのはいいけど、台詞や状況の描き方が普遍的過ぎて、先読みできてしまう。
「そうそう、あるある」という共感を狙っているのか。「わー、びっくり」というスリルを目指しているのか。
客は何だか戸惑うクウキ。

2話目は、「悩み聞いてください」という看板を掲げた女子の犠牲になった通りすがりの女子の物語。設定は面白気だったが、特に設定が活かされたわけではなかったような。

3話目は、多分大学生2人のダベリから浮き出るドッペルゲンガーのこと。スリラーとしては、なかなか面白い。2人のキャラクターがきちんと分けられていて、
それをオチに活用していて、おもしろい。

4話目は、女装男子(これには訳がある)と友人女子。なんだか、そういう状況だけをやってみたかった感があり。舞台がラブホとかだったらえろいのに。狙いはえろさではないか。


それぞれの幕間に何故かYUI(間違っていたらごめんなさい)の曲が流れ、リンクさせたいエピソードがばらばらになっていた。さらに幕間は完全暗転なので、妙ちくりんなクウキ。
そしてやはりどこかで観た事あるよな、聞いたことあるよな、そんな風合い。主題とかは普遍的でもいい。というかそっちの方が好きなんだけれど、技法、手法がそうなってしまうと、辛い。
少し残酷ではあるが、一緒に観たMくんとは「大学生が時々やるショートコントみたいなものだったね。幾分かマシだけれど」と感想がまとまってしまうものだったのだ。


けれども、事を起こしたのは絶対間違いではないと思う。
やりもしないし、ロクに本も映画も舞台も観ないくせに、観に来て「ほら、つまんない」なんて言う輩たちには見習ってほしい姿勢だ。
自分のことばっかりやって、他人の舞台なんかちっとも観にこない頑固者にも、ぶつかってほしい舞台だ。


まあ、最後三行は喜多さん本人を知っているから、持ち得た感想なので。

気に障るひとがいれば、図星なんじゃないですか。


見終わっておもったのだけれど、伊坂幸太郎チックなのがやりたかったのかしら。
次回期待。