これから

最近は先のことばかり考えてしまう。

しかも厳しさばかり。
慎重になるのと臆病になるのは大分違っているような気もするが、今はどちらの方にもつきたくないから、ごまかしているような気もする。

新作シナリオをようやく書き始めていて、登場人物が勝手に動き出す瞬間に再会すると、やはりうれしい。
でも、その後で「これを完成させて、誰がどう観るの?伝わるんかいな?」と疑い出す機会も増えた。

どこかごまかしているんだろうか。

形にしていくというか映像化していくということはごまかしの連続。そういう前提で、やっとるから揺らぐのか。
初心というか、素人というか、最初に戻ってみようと思う。
こう書くと画面が繋がらない。とか、こんな音、録音できっこない。とかじゃなく、今の僕の状況でしかできんことを出来るという前提で。

軸はあるんだから。まあ、ゆこう。

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

あとがき解説(羽海野チカ)は本当にあとで読もう。おもしろかった。先述の悩みすら笑い飛ばし、挫折で折れたからだは巴投げで異次元へ飛ばし、自嘲竜巻の後の荒野にしっかり、立たせてくれる。