映像HAMAMURUA

深夜、テレビをつけると「おくりびと」の紹介番組をやっていた。
だらだら見ていたら、どう考えてもストーリー上の「転」部分まで紹介が突入していた。
まさにHAMAMURA番組である。(関東の方、わかりにくくて申し訳ない)

逆に、HAMAURA氏は映像と字幕スーパーを多用しまくった紹介に匹敵する、説明力を持って、映画の筋を紹介できるわけだ。
登場人物の名前は多用せず、役者の名前を使用したり、「こわい、わるい、ずるいヤツなんです!」と明確かつ軽快な説明で人物像の内面を一気に外面に吹き出させる技術・・・。

一体、何人の映画少年少女のドキドキを奪っていったんだろうか?
そして、何人のドキドキ嫌いの人のストレスを解消したんだろうか?

おくりびと」はひょっとしたら「お葬式」と素材選びが被る映画なのかもしれない。となると、都合のよい病気で悲劇感を盛り上げる映画に飽き飽きしていた少年少女たちの「物語離れ」を解消する糸口になりそうな映画だけに残念な番組だ。
ドキドキ好きな中学時代の僕がこの番組を観たら、怒り狂うかなあ。

ドキドキはしないけど、浸食していく共感がどきどきする。カメラワークがおもしろし。
どこにでもiPod持っていくのって滑稽なんですね。