こわがりながら、散歩

ヒロシマナガサキ [DVD]

もちろんというか、何と言うか、原爆のドキュメンタリー。冒頭は作為が感じられるけれど、被爆者たちが語り始めると、痛みを語るということ自体が底なしに痛いのが、びりびりする。たまんない。
皆、言い古されてしまったことだけど、あんなモノは使ってはいけない。
体験していない人でも体験した人から聞いて、そう思ったなら、言うべき。
飲み屋でも、職場の休憩中でも、ちょっと話題がそこいらに行き出したら、ちびっとだけでもいいから真剣に言うべきだと思う。

６歳のときに広島原爆記念館に行ってから、原爆投下ということを色々調べる熱に取り憑かれたのはきっと、「こんなとんでもない兵器あるわけがない」「あっても使ってなんかいない」「使ったとしても、次は流石に使わないだろう」という恐怖が根っこにあったのだなあ。と思う。

近所の居酒屋偵察に散歩。台風一過で青空。どこにでも原爆は落ちないでくれと歩く。