きっかけ

 
□2006年2月。ぴあフィルムフェスティバル2005で知り合った映画監督さん、熊谷まどか監督作品「はっこう」の披露試写に招待され、京都へ向うバスの中でぼんやり思い浮かぶ。


 そのときは「主演は小林でびさんだな」と思うだけだったが、試写会打ち上げの際に熊谷まどかさんの「ワタシを誰も映画に出してくれない!」というぼやきを受けて出演依頼。2秒で許諾を得る。側にいた映画監督仲間の岡太地君も「僕も」と乗り出し
「じゃあ、岡君は弟役だ!」とえらく威勢良く決める。

 □その日京都の極寒夜の中見た夢の中で、岡君が妙な踊りをしていたので、それをシナリオに取り入れよう。と思う。

 □シャレのつもりでシナリオを書いてみたら、結構自分でも気に入る。改稿に取りかかる。 

 □あれやこれやで出演、スタッフ希望者が増加。シャレじゃなくなる。

 □というわけで関係者の意見などを受けてシナリオ改稿に改稿を重ねていく。2007年2月に至るまで12回くらい書き直しを経て完成稿脱稿。


第一稿は英字タイトルだったのか。ページ数は完成稿に至るまで増えたが、人物数は減った。