とうとう20日の回顧 7月20日

 佐藤さん宅でお目覚め。レポートは完成したようだ。そうめん(具入り)をいただいて、まどさん宅へと向い、Oさんと昼頃まで漫画を読んで過ごす。

 さて僕は夕方から東京造形大学で開催されるとある上映会に行くので、おでかけ。ほとんど神奈川県な大学へ電車で向う。が、事故か故障か電車が遅れまくって、さらにスクールバスにも乗り遅れる。すげえ山ん中。果たして着くのだろうか・・・。と思っていたらあっさりバスが来やがった。

 去年のPFFで知り合った、村松正浩さんという映画監督がこの大学出身で、今日は村松さんの作品「シンク」と「晴れた家」(映画「トニー滝谷」のメイキング)の上映があるのだ。

 バスを降りてキャンバスを迷う。迷ってみたかったのだ。一度だけ。しかし、屋上チックなところからすぐに村松さんに見つかり、声を掛けられる。屋上チックなところに上がると、まだ上映チェック中らしいとのこと。映像作家グループ「池」のメンバーお2人も来ていて紹介していただく。ふと、教室から男の人がリモコンを持って出て来て

「あと10分ぐらいです」

と言って引っ込む。この男が諏訪敦彦さんだった。今日の司会というか講師さんである。僕は作品こそ未だ観ていないのだが、専門学校時代に師匠である先生に「諏訪監督はいいぜ」ってしつこく言われていたので衝撃だった。

 会場(というか教室)に入るとおや、高校生が。女子の。凛とした短い髪が印象的な。面白そうなので、彼女の後ろに座った。

 「シンク」は観るの4回目ぐらいだろうか。(DVD所持にて、かなりリピートしている)時代を感じるのに、それが面白さになっている。うん。面白い。あ、寝てるよ、高校生。

 終了後、休憩。Mちゃんが渋谷に着いたとのこと。電話して「あんまりウロウロせずに明日のパーティに備えて寝ていなさい」と保護者ぶる。

 「晴れた家」上映。いんや、ひりひりした。映画撮影現場。しかも市川準さんの現場となるとメイキングも一筋縄でいかんのですなあ。さらに上映後裏話し的談話も有って、いろいろ大変そうだ。
 質問も次々と飛び出し、諏訪さんのコメントも凄く面白い。これが無料だなんて。

 プログラム終了後。村松さんが諏訪さんに紹介して下さった。緊張しまくり。

 さらに飲みに行くとのこと。うひゃあ。

 で、駅前の居酒屋に着いたけど、席空き待ち。村松さんと今年のPFF欠席裁判的談話。

 席が空くものの、諏訪さんが何やら残務があるみたいなので、先に乾杯。

 諏訪さん来席で、また乾杯。この時点で僕の終電があと10分ぐらい。ロクに話しもできないまま帰ってしまうハメに。しかもタダ酒に。みなさんありがとうございました。

 さあ、東京世田谷へ帰るぞ。とIMOさんに電話
「今、Oさんと飲んでて盛り上がってるよ。早く帰って来て!」
よし!と電車に乗り、思いっきり横浜方面へ突き進み、慌てて乗り換える。這々の体で、世田谷烏山にたどり着き、雨に打たれながらまどさん邸へ。鍵がかかっています。携帯電話は電池切れ。中からは蛍光灯の光とまどさんらの談話の声。

インターフォンを押す。中からは反応ゼロ。

裏口へ。鍵かかっている。犬のくろちゃんが少し反応。しかし、すでに僕に慣れている為に、すぐ静かになる。

インターフォン。反応なし。
インターフォン。三三七拍子。反応なし。

リピートすること約5分間。浴衣姿のIMOさんが鍵を開けてくれるまで、僕はそうやっていたのでした。

少しの酒盛りのあと、眠りにつく。明日は表彰式。

 つづく