あれから
日記が途絶えましたね。
別に締め切らなくてもいいのだけど、3月末には完成を!と紆余曲折撮影した短編映画を鬼編集していました。
さて、その紆余曲折とは
地震。
台本できていない(というか、この台本では不可能)
台本できたが段取りが沢山いる
監督が東京へ帰る(致し方ないこと。喧嘩などではない)
→僕が監督代理で撮影。
役者のご家族が急病。
→勝手に撮影中断決定。事後了承を監督から得る。
このまま東京に帰るのでは、勿体ない。
三日程度の撮影期間で、一人のスタッフで撮影したものがどう出来上がるか監督に見て頂いて、
監督が「やりたい」ビジョンと比べてもらおう。その差がきっちり分かるだろうし、
脚本を含めたプリプロダクションの重要さが分かってもらえるだろう。
ということで、企画を立てたのです。
役者さんはスケジュールを空けていただける方に限定し
「おわりはおわり」から妹役の藤田真代さん
「ニューヘアー」から咲子役の住忠美咲さん
「イートスリープクリープ」から楠原役の伊原美恵さん
と談話し、その素材からシナリオを書いてみました。
上記の通り、正直パイロット動画の立ち位置だったのですが、
3人とは以前からもう一度映画をつくりたい。と思っていたのも相まって、
本気度が強くなってしまいました。
おかげで15分程度にするつもりが24分の会話劇に。
エロさで押すつもりが、会話が魂を抜いて行くような「死ぬ死ぬ」感たっぷりになってしまいました。
近日予告篇をUPしますので、ちと確かめてみてください。
UKロック聴いて、落ち着きます。
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東京初の商業映画。そんなにソフィア・コッポラを意識していないつもりだったけど、
ヴァージンなんたら以降の映画は全部劇場で見ていたことに気付いた。
ふふん。好きなもんか。あんな雰囲気だけの映画監督。と臨んだ。
初日には化粧水やらをプレゼントされるようだ。
ふふん。気取りやがって。俺はエル・ファニングたんに魅了されんぞ。と臨んだ。
冒頭。フェラーリが何周も走る。あぐう気持ちいい。このまま終わってもいい。むかつくなあ。
物語の時間を無視しているような、現実時間が流れているのに、ふと映画の魔法時間が流れ出す。
父と娘というより、からっぽになったひと。のはなしだと思う。
からっぽもきもちいいのに、そこから抜け出すと決めたときも気持ちいい。
でもそのあとは苦しいんだよな。と思ってたらすぱっと映画は終わる。流石。くるしい瞬間はぶった切った。
でも無視じゃないと思う。いいじゃん。見せなくて。そんなの。
別に、ソフィアの肩持ってるわけじゃないよ。ふんだ。