10日。妻と香川へ。見たい映画があるのだ。


そう、先日日記にも書いた小林でび監督作品「おばけのマリコローズ」。
でびさんとはPFF2005で共に入選して以来の監督仲間。
2005血の血約などはないのだが、なぜか2005のひとたちは仲が良い。
というか気付いたらいる。というのか。


でびさんには長編の主役を演じていただいたこともあり、駆けつけたわけ。

まずは、でびさんと、マリコローズで「エイちゃん」を演じた村永さん、「恋は赤鬼」の女優さんとご挨拶。
早速「うどん!」とのこと。妻がガイドブック地図を睨みつけ、玉藻うどんというお店へ。
実は僕らは行ったことのないお店で、ドキドキしたがすごいウマかった。天ぷらはその場で揚げてくれるので、アツアツ。
粋なフリしてしょうゆうどんを素で頼むんじゃなかった。


で、映画上映会場へ。
ぶっちゃけゲイ&レズビアン映画祭の全国行脚なわけですから、
少しどきどきするものの、なんだかアットホームな空気。
アンケートに答えるとジュースが貰える。

マリコローズの上映プログラムには短編も含まれていた。


「友達」(小田学監督)

主役の演技と掛け合いが熟練していて、おもしろい。
もっと会話劇に徹してもよかったとおもう。ラストがすこし残念。


「おばけのマリコローズ」

冒頭からいい意味での引き笑い。
映像ではありえない芝居の連続も何故か成立してしまう、カオスな空間。
とても、おもしろい展開なのだが、僕にとっての旨味だった部分を書いてしまうと、
思いっきりネタバレになってしまうので、書かない。でびさんにはメールで聞いてみたら喜んで頂けた。
よかった妄想深読みではなかったみたい。

撮影はやっぱりPFF2005の某の欲情主演の松井くん。
上から目線のようになってしまうけれど、すごくホンを読める撮影さんなのだなあ。と思ってしまった。



上映後は驚きのショーがあり、トークショーもあった。
司会のひとがドキュメンタリーの対象の方を終始役者と勘違いしていたのが不思議。
ひょんなことから、でびさんから紹介されてしまい来年の上映告知をしてしまった。
ぎゅむーっとまとめようとする司会とにちゃーっと表現する監督たちのディスコミュニケーションが溜まらない。
無言だけど、それで監督たちに応える客があったのも確か。

アンケートを書いて、ジュースをもらい。でびさんからは東京ごまたまごを頂きました。
妻の大好物。ありがとうございました。



何より、すてきな映画を連れて来てくださって、ありがとうです。