うつすだけ

短編映画荒編集。繋がらない画を撮るおとこ再び。


仮眠して、よめぷくと「ラブリーボーン」を観に行く。ピーター・ジャクソン監督だから血みどろどころか肉片映画だったらどうしよう?とも思っていたけれど、知り合いのライターさん曰く「さまよう魂たち」好きなら是非に。
なので是非に観た次第。


血みどろ肉片は殆どなく、むしろ抑えながらどこまで事態を想像させてやろうか。という意気込みが演出の隅々まで行き渡っていた。
その芯はいつものオタクっぽさ全開ではなく、痛みや哀しさに対するいたわりの様に思えた。


なんて思ったのは、見終わった今だけで。
死後の世界とか、現世への関わりとかを宗教観ゼロで味わえた。純粋に映そうとしているから、ひたすら観てしまうわ。
だから観ている最中は殆ど時間を感じない。これはいい映画の証拠なのでは。派手さもなく、地味に公開されてしまっているので、どうかお早めに。そして是非。


スーザン・サランドン演じる、おばあちゃんが最高にイカしてました。