おかなしい

いやー。全編にあふれるあほらしさ。これは決して映画の出来を損ねていない。
登場人物全員があほになる場面がいっぱいで、誰もつっこまない。


これは映画だ。
これは現実だ。
これは運次第なんだー。


というウディ・アレンのいぢわるさがたっぷり。

何かのインタヴューで
「あなたは人生は悲劇だと思いますか?」
というようなことを聞かれて
「あー、だってもう、誰もかれもどうしようもないんじゃない。悲劇だね」
というようなことを答えていたようないないような。

まさにそれが表現されてしまっている。

あまりにもおかしくて、かなしいので、よめと共に色々ツッコミを入れておいた。
そうでないと飲み込まれそうだから。何かに。