CO2のススメ〜選考結果がでるまで篇

CO2という映画祭があります。

http://www.co2ex.org/

読んでいただけたら、わかるとおもいますが、「企画制作部門」に企画を応募して、見事選考されると50万円の製作助成金をいただける上で映画製作ができるわけです。

ずっとこの日記を読んでいる方にはわかると思いますが、小生は昨年のCO2で「ネコハコベフジワラさん」という映画を監督させていただきました。(予告篇が右のスペースに動画アップされとりますんで、どうぞ)
人様のお金で(言うなれば税金ですね)映画を撮影させていただけることは初めてでした。
とっても大変でした。楽しかったけど。

で、今回は募集期間が終了してからずっと書こうと思ってたことを書きます。

企画制作部門に選考された方に向けてのオススメです。
警告とか忠告とかでは無く、僕自身の「あ〜。ああしたらよかった」という反省を込めたオススメです。
まだ、選考結果は発表されていませんが、この先選ばれそうだぜ。って自信家さんも、何かクールに構えたあなたも暇つぶしに読んで下さい。

◎選考結果がでるまで◎

◇シナリオはがんがん推敲してください。
CO2運営側からのシナリオダメ出しは熱意あるものだから。でもあるのですが、やはり製作期間が短いので、この土台は政策決定までに構えておきたいものです。
僕はロケ最終日に、ラストシーンをかなり削ったりしました。考えれば考えるほどシナリオはよくなるはずです。

◇スタッフ・役者は仮でもいいから声をかけておく。
CO2からある程度ボランティアスタッフさん、オーディションの場なども設けてもらえますが、それに頼り切ってしまうよりも、作品に合ったスタッフさん役者さんを熟考しておくべきです。
僕は幸福にもよいスタッフ役者さんに恵まれました。前監督作品からのよしみでやって下さった方、企画を読んでやって下さった方。とてもいいひとたちばかりでした。ただ、中々制作さんが決まらなくて困りました。何せ徳島在住なのに大阪ロケを考えてましたから、現地で動けるしっかりさんを探さなければなりませんから。
プロの方でもいいでしょう。
僕の場合は殆ど未経験者の3人の男女にやっていただきました。
それぞれ担当を分けたりできて、便利そうでした。
男女差別ではないですが、女子の方がいろんな交渉はスムーズにいくのだなあ。と思いました。
伊藤さんという女性制作さんは役者である猫さんや、小道具製作者なんか様々なコネを見事に駆使して紹介していただいたし、
竺さんという女性制作さんには、ロケ地での交渉や、連絡等をおっとり(?)進めていただいたし、
長江くんという男子制作さんには、ロケハンに自転車で一緒に回りました。中学生気分でした。
自分だけで抱えない。これが大事だと思います。
あくまで作品にあった人選を。

つづく。

ロケ中も自転車で爆走する長江くん。(呼び名は何故か「らもさん」)