『ぴあフェス講評を読んで』 

ぴあフィルムフェスティバルHPにて審査員の講評が改めて掲載されていた。それに併せて受賞者さんのコメントも掲載。

 正直、審査員のみなさんのお言葉に打ちのめされました。凹んでいるのか、感動しているのかよくわからん衝撃であります。とりあえずアンテナから飛んでみて、読んでみましょう。そして僕の的外れなコメント(特に後半。『珈琲とミルク』と『酸欠の海』は誰がどう言おうが好きだ)そして志の低さに驚嘆して下さい。

 そもそも、志なんてものが無いのかもしれん。と危惧しております。何かを作るときは「出来たら死んでもええな」とか完成の先をどこかへ放り投げてしまう自分がいます。最悪なことにそれに酔ってますわ。酔う程に弱くなってるので、最悪ですわ。

 でも、おいおいみんながんばりすぎだろお。って考えてることもあって、それには自分自身で素直に賛同してしまうんです。
 恩地さんの言うように日々自分との闘争に耐えねばならんのでしょうな、椎井さんの言っていた自らの欠点を埋める(増やす)ために。無血で大胆かつ表現の原点であるようなモノを作り、画面の中、外に限らず、僕らは人と邂逅せねばならんのだ。

 ああ。でもしんどいな。しんどいね。そんなこと言ってられるだけ幸せだね。どこまでもこんな僕が作品に取り憑いていますように。