わかる わからない つたわる

「イートスリープクリープ」編集作業。全編つなぎ終ったので、メモ片手に再確認。

「これってわかるんだろうか?」という不安は多々有るものの「これってつたわるんかしら」という不安は無し。

ただしこれは作り手から観たときの不安だったりするのであんまりアテにならん。

126分間。全体を通して「長いね」とは感じぬ。これも「ああ、ここはこうなったんよね」「ここ削ってよかったわあ」とかいういらん好奇心もあるからなんだろうか?それが不安。

けれども「ここ、どうしよう!?」とかいう困惑は無し。これはびっくり。

撮影中に撮影のSさんに「シナリオ中で無駄な会話や描写が多くて混乱しそうだから、整理した方がいいかも」と言われて悩んだことがあり、夜中に岡くんに相談したら
「納得いくまでシナリオを直す時間は取った方がいいけど、どうしてそういうシナリオにしたか、川原君の元々の意図みたいなモノを明確にしてやらないと『味』が無くなりそうだよ」というようなことを言われた。

で「ああ、そうか、何か2人(主人公、けんいちとまど子)の間とか側で2人についていたいんやと思うよ。そう思ってた」とテーマとかじゃなくて願望みたいなのがモコモコ分ってきてから、ずっとそういう困惑は無し。シナリオ推敲会議のときもストレスは一切無かった。皆で考えるのがひたすら楽しく、皆で2人の側を作っていくのが愉快だった。今、その延長線上にいるんだろう。

で、それがどう伝わるか。わかんない。なんてのは無責任極まりないのだけれど、今の肉体と心ではわかんない。時間を下さい。