貸し切り、スーパーマケット、フラスコゾンビ

お昼から、映画撮影。

すこし田舎のスーパーマーケットがロケ場所。なんと店を休めて貸し切り状態。ゴージャス。

監督さんのNくんは初めての撮影現場にしては、割と淡々とスケジュールをこなせていて、感心。台本自体が捉える画面をしっかり意識できるものだから、指示も分り易くてやり易い。

役者さんは3人いらっしゃっていて、それぞれ劇団で活躍中とのこと、なるほど表情とかの注文に答える反応速度が早い。気の良い方ばかりで、僕という人間は「この人とだったら、気持よく一緒に撮影できるな」っていう人にオファーを出す、微妙なモラトリアムなので、自然と出るクセや表情を脳内に収めておく。こっそりと。

ときどき、店が開いてると思い、やって来る客を「休業です」と追い返しながら、この雰囲気はゾンビ映画っぽいな。と思う。「ここもう、生肉ないから」ってゾンビを店から返すシーンを思い浮かべつつ。撮影を。

スーパー使用の約束の時間を少し過ぎ出した頃に、持ち主のおばあさんが、ドアの隙間からプレッシャーをかけ出し、さすがのNくんもテンパってきたので、僕は必死でおばあさんの存在を意識せずに冷静に『ここは潮時です、隊長』を提言。撤収となる。

約5時間の撮影でしたが、久しくこういう現場を踏んでなかったので純粋に楽しかった。「こんなのどうです?」って意見も聴いてくれたし。次撮影も楽しみである。


○小道具の漫画。何故かジョジョ。何故かイタリアギャング篇。


○野菜売り場。監督と女優。そしてパナ坊(カメラ)


○作り込んだ入口。(オリジナルの小道具はどれでしょう?)