オモイデインマイヘッド

 仕事終って、制作Hさんと以前バイト先社員さんらと、向井秀徳アコエレライヴへ。

 ジッター(ライヴハウス)でするのかと思いきや、シンプルなバーでのライヴ。

 所狭しと並んだ椅子、約30個。最前列へ。つーか、これだと、向井氏との距離ゼロ。

 立ち見も入って、50人位すし詰め。僕の隣の男子は相当、オモイデインマイヘッドなのだろう。去年、コンビニで向井氏にチラシにサインを書いてもらったことを、その日知り合った女子とうきうきお話していた。

 僕はHさんと、店内に飾ってある、INUの『メシ喰うな』のレコードに「町田が見とる、見とるで、うひゃあ。どぼん」と興奮。

 ライヴ開始。向井氏はずっと店内後ろでビールを飲んでいたらしい。客席から登場。溶け込み過ぎ。

 一曲目。なんだこの感覚は?すごくイイ。これはビールなくても酔える。

 それからナンバガの曲などを数曲。

 休憩を挟み、第2部へ。

 MCで絡まれる。素直に嬉しい。もっと目が恐いイメージがあったが、益々専門学生時代の音響技術の講師そっくりだ。Hさんとは長々と会話されてた。

 ゆったりと第二部へ。長渕剛のモノマネ(激愛だ!)と女子、男子客の激愛告白コーナーに悶死。
 
 これは毎回やっとるらしいのだが、その2つ前の曲でエレアコの6弦が切れてしまったので修理タイムにやったみたい。弦が切れたまんまで異様なテンポでギターをかき鳴らし、コンバースでリズムを取る姿に、アンテナ立つ。スカラシップ応募落選シナリオ推敲に役立ちそう。
 
 H氏がそのシナリオを読んだときに「これは向井氏に読ませるべきだ」と言っていたことがようやく理解。僕はソニック・ユースをガンガン鳴らしながら書いたのに。

 長渕の下りで、ああ、これは中学生なのだ。と思う。長渕をニセモノとは思えなかったあの頃なのだ。と、アレが復讐しにやって来たのだと。しかし、フォークでは無い。何なんだろうコレは?

 ライヴ終了。飲み。吐く前に、解散。H氏がたくさんビデオをプレゼントしてくれた。

 たのしみにしながら、お酒が抜けるまで漫画喫茶で居眠り、鼻水止まりません。