敬遠すんなや
諸用があり。ホームセンターへ。廉価版DVDを冷やかしてみると、まあ、あるわあるわの古典名作の山。「サンセット大通り」「カサブランカ」などは未見なので買おうかな。などと考えるもジャケットのダサさに萎えてしまいました。水野先生解説はいいけど、そんな全面に押し出すなや。
もっとしゅっとしたデザインで出してくれよ。ずっと手元に置くんだから。と敬遠すべき作品では無いのだろうなあ。僕らコピー世代(けっ!)はこういう古典を敬遠しがちなんでしょうが、僕の知る映画通友人などはみんなよく観てる。僕は専門学校時代に「映画史」なんて授業で強制的に観たモノが殆どだけど、もう昔の人の方が完全に冴えてると思ったこともあった。
「アンダルシアの犬」とか。
「地下水道」とか。
ヨーロッパ勢にゃ頭を抱えた。「自転車泥棒」は高校生ん時に観たけど、一気に自己ベストテンに入ったもの。(もうベストテン制度はありません)
ビデオとフィルム。それぞれにこだわる時代だけど、あくまで作品の質にこだわればいいのに。ビデオの可能性、フィルムの可能性、として捉えていない傾向はいかんともし難きこと也。僕が監督した作品は、殆どビデオ作品だけどフィルム作品に気付かされたことは「音をおろそかにしている」ということ。これが直接気付かされたのは、やっぱりビデオ作品を多く手掛けている方とお話ししている場で、その方から諭されたのだから不思議なモンである。その方のフィルム作品も観たことあるけど、成る程、俯瞰で技術、演出、その用途を「観て」「聴けている」なあと思ったものだ。
長々となりましたが、たまにはモノクロでも古ーい時代の映画を観てみましょうって話し。
あ、いや、何でも観ましょう。うん。