後ろ向きファニーエンド

 何だか再会とか再開とかの根源がよく分らんで、というか、「何でこんなことしてんねやろ?」と偽関西弁を呟く週末。そのあげく、あの地獄のような新聞奨学生時代の夢を見た。
 
 当時、どうしようもない位だらしない奨学生がいて、そいつが、ボロボロの配達自転車をひこずっていて

「それ乗るの?」

と聞くと

「いずれ」

とにんまり笑って、僕を指差し、今度は虫歯だらけの歯を見せて笑った。

 寝汗でびっしょりピエールTAKIですよ。

 もう、否応でも前進せなあかん状況を。と、カーナビを買いました。ロケハンを積極的にする為に。分割払いにして、お金を稼ごうとがんばるように。素敵な女子・・・ぐっふん。素敵な仲間たちと旅に出れる様に。

 何か物を買った時はフンガ、フンガ興奮してしまい、すぐ取り付けようとすると、失敗するので、取り付けはやめときました。帰る途中、シナリオネタ発想。ああ、根源とかなくても、僕は後ろ向きなんだね。進むけど。卑屈にね。