ギフト

 深夜のOさんとのドライヴを終えて部屋で昼頃まで眠っていたら、玄関の方で「ボサ」と音。起き上がって玄関を見ると、大きな袋が玄関に置かれている。

 テロだ。無血じゃないテロだ。

 おそる、おそる袋に近づくと、どうやら宅急便の荷物らしい。宛名は僕で、送り主はこいびとさん。

 中身はドラえもんのどら焼きクッション。わーい。おっと手紙だよ。甘い手紙だね。どれどれ。

 「審議の結果、相武紗季の抱き枕は却下となりました。誕生日おめでとう」

 くそったれ誕生日評議会め!!つーか僕が希望したのは安田美沙子のだ!紗季たんのそんな商品は実在せんよーだ。

 とかいいながら無類のドラえもん好きな僕はクッションで遊びながら思った。

 荷物を受け取ったのは誰だ。音がしたときには家にはもう誰もいないはず。祖母は早朝から出かけているし。
ちょっと気になったので、こいびとさんにお礼も含めてどこの業者に頼んだか聞いてみる(伝票みればいいんやけどね)すると、僕の地域では要冷蔵荷物を留守宅玄関に放置などを平気でする業者であった。やっぱり放置か。そっと置くならかわい気があるが「ボサ」って何よ。のろいのカメラで撮影しちゃうぞ。手術しちゃうぞ。(わからん人はドラえもん第4巻参照のこと)