失礼な話しですね

 昨日、バイトをしていたら、あまりにも腫れが酷いので、上司が心配して家に帰してくれたのだけれど、ちょいと困ったことがあった。以前某新聞社さんに「新聞配達をしている方を応援する特集」をするので、新聞配達経験のある方に取材を申し込んでいるのだと、僕に依頼があった。僕は大阪で新聞配達を2年間していたことがあって、その気苦労も理解しているつもりだったので、新聞奨学生の励みになるなら。と思い快諾した。

 ちょっとひっかかったのは電話してきた担当記者。まず声に生気がない。僕が友達だったらちょいと相談に乗りそうだ。外部の人間と接するなら、ウソでも明るく(明る過ぎるのも怖いが)話してくれよ。と思いながら取材を許可した。

 早退したその日が、取材の日で、約束の時間まで相当ある。段々熱も出て来たので、このままでは無理かな。と思い、担当記者に時間を繰り上げていただけるか、問い合わせてみた。が、何だかあからさまに嫌〜な声で対応する記者。立場逆と違うの?あなたのお仕事に協力してんのは僕でしょう?映画の取材だったら宣伝も含めてるから、そういう対応でも堪えるけど。おっとここは新聞奨学生の為。ボールペンがあったら足をぐちぐち刺しながら「すみません他の日で」と対応するところだったが、天下の往来での電話だったので「じゃあ、30日の午後5時半はどうでしょうか?」とお伺いを立てる。この日までは予定がバタバタと立て込んでいるし、実際この日は別件約束もあるし、ぴあ神戸会場へ向う準備もせにゃならんのだが、僕ががんばれが済むことだ。と最大に譲歩したつもりだった。もちろん
「予定が立て込んではいるんですが、なんとか調整してみます」という言葉も加えて(この時、熱で頭はクラクラ)
しかし、やはり、案の定、やれやれ、記者は覇気のない言葉で「じゃ、それでいいです」的テンションで答え、ビックリマンシールのチョコを仕方無しに食べるテンションで(僕はあのチョコ、好きだったけど)「御大事に」と告げて切るのだった。

 こいつ出世できんよ。とその時は他人事でポイして、帰って寝たのだが、今日、その記者から電話が入る。相変わらず、しんどそうだ。「具合はどうですか?」そっちが大丈夫か?「それでですね。川原さん。先日お話した通り、明日、28日に取材でよろしいですか?」


ハァ?

えーと。僕が間違えてるのかな?いやでも30日の予定のことを浮かべながら確認したし、メモ取ってるし。

「あの、30日で無かったですか?」

「いえ、明日ということで、お約束したんですけど」(何かイラっとしてます)

「え〜。いや・・・・・」

まあいいか。明日、予定もあるけど調整して5時半で約束しよう。

「ま。明日でもいいですけど、時間が、昨日言ったように前に予定があって確定できんのですが、5時半くらいになるんですけど」

記者「それ以降はできませんか?」

え?いきなり何の断りもなく時間まで予定変更?

僕「いや、時間はソレくらいでもいいって約束したじゃないですか?」

記者「確約できますか?」

僕「え?」(何が?何でそんな怒りテンション?お金借りてたっけ?この人に)

記者「5時半ぐらいじゃなくて、5時半で確約できますか?バイトとかで残業ないですか?」

ちなみに昨日30日で約束した時点で、僕は前に先約があるので時間は前後するかもしれませんが、いいですか?と断っていたのだ。もう我慢できん。

僕「ちょっと、あなた失礼過ぎません?第一に僕は30日で約束したはずですよ」
記者「いや、28日で約束したんですけど」
僕「違います。あなたが10月入るまでにっておっしゃっていたので、平日で予定空きがあるのは27日です。ってまず決めましたよね。で、僕が体調崩して、あと予定が空いてるのは30日です。って決めたはずです。(僕はスケジュール見ながらメモしたよん)」

記者「それは、すいませんでした」

断る気は無かった。何もそこまでは怒りはせんだろうと思ってた。しかしこの一言が僕を久しぶりに超地球人に目覚めさせた。社会人が面識の無い言わばお客様に向って「すいませんでした」って何さ。「申し訳ありませんでした」だろうが!!!!!!!新聞配ってる人間は誰でも知ってるぞ(まともな人はね)あとドラマの「HOTEL」見てたらね。

僕「あ、もう。今のでかなり頭に来ました。お断りさせていただきます。2度と電話しないで下さい」

電話切る。即メモリー登録して、着信拒否。さよなら。