アクセル

 新しいバイトの為に履歴書を書く。しかも前バイト先漫画喫茶にて。

 新しい髪型の為に美容室へ。しかし、自主制作映画出演途中なので「新しい髪型」にはならなかった。

 ずっとお世話になってる女性美容師さん(古いのか?こういう呼び方)がいるので、映画入選を報告したら喜んでくれた。会計時に審査結果が掲載された雑誌を見せると隣にいた、新人くんに無理矢理見せた。新人くんはいかにも興味なさそう。無理に興味を示されても困るので(といってもこの時点で少なくとも2人の人間が困惑しているのだが)別にそういう態度は気にならなかったのだが、美容師さんは必死に如何にこの入選が凄いかをまくしたてて始めた。
「はあ。そうっすね。凄い」
と、しまりの無い新人くん。雑誌を見ている彼を、0,5秒だけギラリと睨む美容師さんの目。

 まあ、客商売で。接する距離が近いもんだから、ウソでもおだてないとあかんのだろうけど、ああいう目を見つけたときって何だかワクワクしてしまう。後でどんな台詞つけようかなあ・・・とか考えてしまうのだ。

 ちなみに今日のには
「てめ(え)!」(0,5秒で)

 新生活がんばりましょう。アクセル踏んで、踏み抜いて。