タイトル

 この日記のタイトル「ノックの音が」というのは、星新一さんという作家の短編集のタイトルから勝手にいただいたものだ。江戸川乱歩に見いだされてたくさんの短編小説を世に出した作家で2ページの中でも物語を構築してしまう人だ。

 「ノックの音が」は全ての短編がノックの音がしてから始まる短編集。外側から内側へ。内側から聞こえる外側からの音。侵入。そんな感じ。

 久しぶりにペラペラとめくってみたら挿絵の和田誠の絵が果てしなくかわいい。

 高校生ん時に彼女あげた絵本は和田誠の絵本だった。

 Yにあげたのは星新一の「きまぐれロボット」だったな。

 あげたものは残してくれるんだろうか。物は生きているんだろうか。

 ベンズさんにかりたニルヴァーナのBOXセットDVDを見ていると、生きているというよりも「死んだとは思えない」感じがした。カート・コバーンは自分の姿がこんな風に「物」になるとか考えていたんだろうか。どれだけ彼の姿が発信されてももう彼からのノックの音ではないんだろうか。

今日の一曲 ニルヴァーナ 「ミルク・イット」