眠らなきゃ

昨日のことになるのだが、今日へと繋がるので書く。

 仕事終わって朝八時、朝食を召して、撮影スケジュールを調整。正午が来る。庭で洗車していた姉の悲鳴が。玄関まで行くと姉が腰を押さえて苦しんでいる。持病のヘルニアが悪化したらしい。
「救急車呼ぶか?」
「いや、市内(車で1時間)の病院に行く」
「どうやって?」
「ごめん車載せてって」
「僕?」
「うん」
あの、仕事明けで今日も深夜からバイトなんですが。しかしつらそうな姉をほっとくわけにも。と病院へ。近くのアーケード街に漫画喫茶があるから診察終わるまでそこで寝るか。とアーケード街へ。漫画喫茶は見事に潰れていて、エロアニメ、ゲーム専門店になっていた。ふふ完全に僕「アレ」な人じゃん。目つきも眠気でおかしいし。入ってやろうかしら。と狂気の淵をふらふら歩いて、病院へ戻る。
 
 なんやかんやで、姉も大事なく帰宅。もう5時間くらいしか寝れない。まいっかと悪夢を挟みながら眠る。(というか寝ていない)

 バイト。暇で、同じシフトのMさん(男性)とも会話盛り上がる。いい感じだ。そこへ酔っぱらい二人おっさんがやって来る。
「ビリヤードしたいんやけど」(バイト先の漫画喫茶は卓球、ビリヤード、ダーツが出来る)
「今、満席ですね。申し訳ないんですが、他のお席で待っていただいて予約を取ることもできますが」
「もう終わるんちゃうんか?あいつらとかよお。終わらせろよ」
「いや、お客さんは時間決めてしてないんで。そういうことは出来ないんですよ」

 僕は他の仕事してた時にこいつらは来たので、離れたレジカウンターでこのようなやりとりが聞こえてきた。うーん。厄介な感じかな。と、レジに戻って少し離れて立っていたらよっぱらいその1が手招き。
僕「なんですか」
1「お、おまえ、あいつら(他の客)に終わり言うて来いや」
僕「いや、料金は後払いで、お客様が終わりかどうかを決めるんで」
1「おまえ、前歯欠けとるな」
はあ?・・・それが?確かにこれは小学二年生の時、「交通安全だよドラえもん」を見に行った時に車にはねられた時に欠けたんだがよ。関係ないだろ?つうかさすがにスネオヘアーの亜流みたいな顔の僕も、君に前歯ハンディあげても、君の顔より「大丈夫」だよ。アンケートとる?

 僕はカチンとくると左半身がブルブル震え出す。この瞬間あからさまに僕の唇左半分はピクピクとひきつった。それを見て1はおもしろがって
1「おいそんなピクピクしたら、前歯見えるぞ。お前、その前歯欠けてるの知ってる
?」
僕「ええ。知ってますよ」(笑顔)
 君。いやおまえの脳も欠けてることも。あ、ごめん。そんなの無かったけ?つうか
もうダメ。あと一言、何か言ったら・・・僕、イっちゃうかも。
1「そんな前歯見せたら、どつくぞ〜」
 
 どついてくれ、きっちり防犯カメラついてるから、きっちり通報して、きっちり示談して、10万くらいは軽くもらうから。デジカメ買うから。

 よっぱらいはMさんのなだめも虚しくやあやあ言いながら、お店のPOPを破壊して帰った。レジでやあやあ叫んでるくせに、他のお客さん(明らかにネットゲーム目当ての人当たりよさそうなお兄さん)がレジに来ると妙にしゅんとおとなしくなったり、「おれらが他のヤツに終われって言うたろかあ」とか言う割には全然行こうとしないし、やたら「どつく」を連発することと、目が死んでることからただのヘタレと分析。ヘタレがかわいそうか。ゴミ?いやゴミにも再利用価値があるな。誰か彼らに名前をつけてくれ。そしてこの左半身にも。

音楽担当者のOさんと朝マックへ。どうやら39度を超える熱出して倒れていたみたい。今は治って音楽も順調だとか。いやあ唯一良いことだ。